<LGBTとは?>

まず「LGBT」とは、
「Lesbian(レズビアン)」女性同性愛者
「Gay(ゲイ)」男性同性愛者
「Bisexual(バイセクシュアル)」両性愛者
「Transgender(トランスジェンダー)」性別違和(性同一性障害)
FTM(女性→男性)MTF(男性→女性)を表しており、性的マイノリティーを表しています。そのほかにも多様な性があり、ISやジェンダークィアやセクシャルフルイディティなどもあります。

<LGBTと人口>
LGBTの人口は2015年にダイバーシティー電通総研が行った調査によると、13人に1人ともいわれています。全人口の7.6%ともいわれており、800万人〜カミングアウトしていない人も合わせると1000万人以上とも言われています。この数字は左利き、AB型の人口の割合と同じとも言われています。

〈LGBTと社会〉

 今日、世界的に LGBT(性的マイノリティー)への理解が進んでおり、社会的に認められ ている傾向にあります。同性婚や同性パートナーシップ制度が認められる国も多く、世界 最先端の人権問題として社会全体、企業が向き合わなければならない問題となっています。 また21世紀最後の市場とも言われ世界全体で100兆円以上にもなり、日本国内だけでも6兆円の市場があり、ビジネスとして取り組む企業も増えています。さらに、渋谷区、世田川区のように同性パートナーシップ制度の推進や、各企業のダイバーシティー宣言などが目立つようになってきました。その中でもまだ社会的理解や身内への理解がなく、カミングアウト出来ずに苦しんでいる当事者は少なくありません。そのような当事者が自分の人生に誇りを持ち、差別や偏見のない環境をつくることが社会の課題となっています。